林野火災に備えようと、陸上自衛隊松山駐屯地と松山・東温両市の消防機関による合同訓練が25日、愛媛県松山市北梅本町の陸自小野演習場であり、73人が役割分担や消火手順を確認した。
 訓練は春季全国火災予防運動(3月1~7日)を前に毎年実施。山間部で出火し、強風で火勢が強まり延焼した想定で行った。
 陸自隊員が火災を発見し、消防隊員や地元消防団と情報共有しながら合同で放水。陸自ヘリも上空から散水し消火に当たった。
 同署によると、2015年は松山市内で3件の林野火災が発生。吉岡良一副署長は「春先は山草採りや花見など登山者が増えるが、空気が乾燥しており火の扱いは危険。絶対に使わないようにしてほしい」と話していた。