春の陽気に誘われ、愛媛県松山市南江戸5丁目の大宝寺でウバザクラが満開を迎えた。白くかれんな花がこぼれんばかりに咲き、花見客が次々と訪れている。
 ウバザクラは樹齢約300年のエドヒガンで、国宝の本堂前など境内に3本ある。昔、長者の娘の病を治すために願掛けをして、自分の命と引き換えに救った乳母の伝説が残り、乳白色でソメイヨシノより一回り小さな花が特徴。今週末ごろまで楽しめるという。