誘客や鉄道技術の向上で協力しようと、JR四国と台湾鉄路管理局(台鉄)は25日、友好鉄道協定を締結した。3月末に期限が切れるJR松山駅と台鉄松山駅の友好駅協定も再締結した。
 JR四国と台鉄は、愛媛と台北を結ぶチャーター便運航などを契機に2013年、友好駅協定を結び、イベントの相互参加や共同の誘客プロモーションを行ってきた。
 新たに結んだ友好鉄道協定によって、相互の誘客に一層協力するほか、研修など人的交流を増やして互いの鉄道技術の発展につなげる。
 松山市南江戸1丁目のJR松山駅であった調印式には関係者約15人が出席。JR四国の泉雅文社長や台鉄の周永暉(しゅう・えいき)局長ら4人が協定書に署名した。
 泉社長は「協定を機に一層交流を深め、台湾と四国の発展につながることを願う」とあいさつ。周局長は「運行距離や駅の数など共通点が多い。四国の人々との交流を広げたい」と意気込んだ。