簡単な運動で健康を維持する「介護予防メニュー」の効果を調べる愛媛県松山市社会福祉協議会の検証事業が25日、始まった。同市祓川2丁目の祓川集会所では約20人が事前の体力測定に臨み、自宅での実践方法を学んだ。
メニューは、衰えがちな足の筋肉を使う運動や誤嚥(ごえん)性肺炎を予防する口の運動、計算や俳句を覚える脳トレで構成。市社協が「ふれあい・いきいきサロン」の介護予防機能強化の一環で考案した。検証事業では、19サロン約400人が3カ月間実践する予定。
25日は61~97歳の女性が、ぬれたタオルを絞ったり、ストローでティッシュペーパーを吸ったりといった6種目で自身の筋力や肺機能を確かめた。