第20回しおさいクリテリウム駅伝大会が30日、愛媛県伊予市森のしおさい公園周辺であり、県内のランナー約280人が仲間や観客の声援を背に熱いレースを繰り広げた。
 クリテリウムは選手がコースを周回する形式のレース。全区間の中継点が同じ場所のため、観客はたすきの受け渡しや各チームの攻防を目の前で何度も見ることができる。
 7区間で計40キロを走る一般の部には37チーム、4キロを走りチームの上位5人の合計タイムで競う女子の部には2チームが出場した。
 午前10時、一般の部がスタート。選手は任された区間を全力で駆け抜け、中継点で次の走者に「頼んだぞ」とたすきを託した。
 最長の1区(7キロ)を走る松山楽走クラブの男性(43)は「プレッシャーはあるが、ちゃんとたすきを持って帰ってきたい」と気合を入れていた。
 大会は第67回愛媛駅伝、第13回愛媛駅伝選手権女子の部の予選会を兼ねて行われた。