部下が子育てや介護と仕事を両立できるよう配慮する上司「イクボス」の養成を目指し、伊予銀行(愛媛県松山市)は14日、NPO法人ファザーリング・ジャパン(東京)が設立した「イクボス企業同盟」に加盟した。伊予銀によると、県内企業の加盟は初めてで、全国で64社目。
 加盟社は情報交換やセミナーで人材育成を推進。伊予銀は研修会などで上司の意識改革に取り組む。
 14日は松山市南堀端町の伊予銀本店で調印式があり、大塚岩男頭取が確約書に署名して、NPO法人の安藤哲也代表理事に手渡した。大塚頭取は行員のワークライフバランス(仕事と生活の両立)の充実に向けて「管理職の価値観を変え、(育児休暇など)今ある制度を実効性のあるものにしていきたい」と意気込みを述べた。