四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働問題で、中村時広知事は15日、東京・霞が関の経済産業省で林幹雄経産相と面会し、大分県側への避難訓練に対する全面支援など、宮沢洋一前経産相に要請していた8項目についてあらためて国の対応方針をただした。
 中村知事は「(2017年に営業運転開始から)40年を迎える伊方1号機で、ぜひ加圧水型の廃炉技術の研究を」などと要望。林経産相は「方針は変わらず、しっかりと対応する。近いうち伊方原発を視察させてほしい」と応じた。
 関係者によると、林経産相は来週にも来県する方向で調整が進んでいる。