町長辞職に伴う愛媛県の伊方町長選挙の投票が2日行われ、午後8時で締め切られた。午後9時40分から町役場で開票され、午後10時半ごろには大勢が判明する見通し。町選挙管理委員会によると、投票率は71.45%(前回比13.88ポイント減)だった。
 2005年4月に旧伊方、瀬戸、三崎の3町が合併して以降、5回目の町長選。病気治療のため山下和彦前町長(70)が任期途中で辞職したことを受け、ともに無所属新人で、自民党県連総務会長などを歴任した元県議の高門清彦氏(58)=伊方町川永田=と、共産党南予地区委員長の西井直人氏(59)=松山市中村5丁目、共産推薦=が立候補した。
 伊方町内には四国電力伊方原発が立地し、国の新規制基準に適合した3号機は8月12日に再稼働、9月7日に営業運転を再開している。今回の町長選では高門氏と西井氏が、伊方原発の是非のほか、基幹産業である農水産業の振興や、人口減少対策などについて論戦を交わした。
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