四国電力は20日、7月下旬の再稼働を目指す愛媛県の伊方原発3号機の原子炉に、24日から核燃料を装填(そうてん)するとの見通しを明らかにした。プルサーマル発電で使用するプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料16体を含む燃料集合体157体を4日間程度かけて装填する。
作業は核燃料から出る放射線を遮蔽(しゃへい)するため、原子炉周辺の移送経路をホウ酸水で満たした状態で行う。1日40体程度を装填する予定。
県は四電と締結している安全協定に基づき核燃料を装填する期間は、従来なら翌月の一括公表だったC区分異常でも当日か翌日に公表する態勢を敷く。