29日開幕の「宇和島伊達400年祭」を記念し、愛媛県宇和島市天赦公園の天赦園で28日、地元の民謡「宇和島さんさ」と仙台市の「仙台すずめ踊り」が披露され、両市の市民ら約150人が伝統文化の共演を楽しんだ。
 宇和島、仙台両市は伊達家の縁で1975年に姉妹都市提携。28日は仙台市など宮城県から計約40人が交流目的で宇和島を訪れた。
 宇和島さんさは1749年、仙台藩と伊達家の家格を争った際に生まれたとされる。天赦園では、宇和島市のボランティア団体が上品に舞い、しなやかな手の動きなどで観客を魅了した。
 仙台すずめ踊りは1603年、仙台城の新築移転を祝う宴席で石工たちが即興で踊ったのが始まりという。仙台市民3人が優雅な笛の音色に合わせながら、躍動感たっぷりに踊った。