愛媛県松山市の銀天街にある円光寺(同市湊町4丁目)で18日、伝統の精進料理「風呂吹き大根」を振る舞うお接待があり、訪れた人たちが熱々の大根をハフハフと頰張った。
 風呂吹き大根は、柔らかく煮た輪切りの大根に、特製の練りみそとユズ皮を添えて食べる。名僧として知られる7代目住職の明月上人が寺に伝えたとされ、上人の100回忌には俳人正岡子規が句会を開き、「風呂吹を喰ひに浮世へ百年目」の句を詠んだ。