住民グループがガイド冊子作り企画 滑川PRへお手製の一冊
愛媛県東温市の滑川渓谷を多くの人に訪れてもらおうと、市内の住民グループが渓谷のガイド冊子作製や写真パネル展を企画している。
このグループは「みんなの公共交通を考える会」。同市に住んで約25年になる代表の横手裕子さん(53)は3年前、初めて滑川渓谷を訪れ「こんなにすてきな所が近くにあって驚いた」。路線バスが運行していることもあり、会の活動でも行くようになり、会主催の「路線バスで東温ぶらり発見」ツアーでは4回、滑川渓谷を目的地に選んだ。
ツアー実施前、会員は資料や住民からの聞き取りをまとめて当日用の案内冊子を作る。調査の中で源平合戦が滑川にも関係があるなど「伝えないともったいない話がたくさんある」と冊子作製を企画し、併せてパネル展示もすることにした。取り組みには市の助成も得られた。
冊子はB5判24ページのオールカラーで、来年2月末までに700部を完成させる予定。写真、記事、イラスト、レイアウトのすべてを会員が手掛け「滑川に詳しくなくても楽しめる」よう工夫する。配布方法は検討中。