愛媛県西条市禎瑞の中山川右岸で、地元住民らが2009年から育てているシバザクラが見頃を迎えている。例年に比べて1週間ほど開花が早く、訪れた人々はのり面を覆うように広がるピンクや紫色の小さな花に見入っていた。4月下旬ごろまで楽しめる見込み。
 新中山川大橋の北約200メートルの斜面は昔から雑草や不法投棄が多く、地元住民らが景観を良くしようとシバザクラを植え始めた。14年ごろまでは毎年約3000株を植栽し、春と秋には雑草などを取り除いている。今年は咲き始めた後に気温が下がったこともあり、花の開き具合に差が出た。