災害ボランティアのスキルアップを目指す研修会が3日、愛媛県松山市若草町の市総合福祉センターであり、ボランティア登録者ら約80人が、避難所などでのレクリエーション運動の重要性について理解を深めた。
 市社会福祉協議会などが主催。今回は「被災地でのレクリエーションの実際」をテーマに、東日本大震災後、地元で支援活動を続ける宮城県レクリエーション協会の山内直子事務局長を講師に招いた。
 山内さんは、レクリエーション運動がエコノミークラス症候群の予防や心身ストレスの軽減に効果があると紹介。「すぐに取り組んでもらうことは難しかったが、少しずつ一緒に運動してくれる人が増え、笑顔や元気が広がった」と経験談を述べた。