愛媛大附属中学校3年林優花さん(14)がこのほど、山口県で開かれた「第26回全国小・中学生箏曲コンクールin宇部」で、最優秀の山口県知事賞を受賞した。昨年に続く全国規模のコンクールでの快挙。「聞く人に思いが伝わったことがうれしい」と喜びをかみしめている。
 6歳から宮城社大師範の千田京子さん=松山市=の下で琴を始めた林さんは、2015年に全国コンクールの「宮城道雄記念コンクール」(東京都)と「全国小・中学生箏曲コンクール」(広島県)で最高賞を獲得。ジュニア世代有数の奏者に成長した。
 17人の出場者中最後の登場となった大会当日は、得意とする宮城作曲の「手事 第3楽章 輪舌」で勝負。前夜に緊張で眠れなかったのがうそのようなリラックス状態で臨み、高い技術を求められる楽曲をほぼ完璧に演奏することができた。最高の結果も伴い、「自信になった」とほほ笑む。