伊予市営団地での少女集団暴行死容疑事件で県は27日、愛媛県庁で、県中央児童相談所の対応を検証する庁内チーム(9人)の第2回会合を開いた。県は「(当時の)中央児相に事件性の認識はなく通常の対応はされていた」とし、結果的に「対応が適切だったとはいえない」と報告した。
 中央児相は、死亡した少女の家族と、逮捕・起訴された無職の女の双方から事件前に相談を受けていた。庁内チームは検証を続け、児相の対応と困難事案への対策などを報告書にまとめる方針。
 庁内チームは8月29日の初会合後、9月に伊予市や県警に対し書面で事件の事実確認を実施。10月中旬には中央児相にヒアリングし検証していた。