小学6年生と中学3年生を対象に文部科学省が実施した2014年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、伊方町教育委員会は27日、中学校は学校別、小学校は中学校区単位で成績を公表した。市町別の成績は県教委が8月に発表しているが、市町教委が地域や学校別で公表するのは愛媛県内初。
 公表は町ホームページと町広報誌で実施。国語と数学(小学校は算数)の正答率を「言葉の知識・理解」「書く能力」「数や計算の学習」「図形の学習」などの項目別に分類してグラフ化し、全国平均と比較した。「競争意識をあおることや、順位付けが目的ではない」(町教委)として、正答率の数値明示や地域・学校別の順位付けはしていない。