全国の小学5年と中学2年が対象の2014年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)について愛媛県教育委員会は8日、市町別の結果を初めて公表した。四国中央市を除く19市町が公表に同意。砥部、松野は町内の中学校が1校のため体力合計点を非公表とした。17市町の差は中2女子が最も大きく、9.57点の開きがあった。
 体力合計点は握力や反復横跳び、50メートル走など8種目で算出。
 男女ともに全国を1.0点以上、下回ったのは小5で2市町、中2は7市町あった。
 一方、男女ともに1.0点以上、上回ったのは小5で2市町、中2は1町だった。
 県教委は今回の結果を「あくまでも体力の一部分」と前置きし、公表の狙いを「これまでの取り組みの成果を検証し、保護者や地域に子どもの体力について関心を持ってもらいたい」と話した。