シンガポールで来年1~2月に放送する愛媛の魅力発信番組を制作している愛媛CATVの宮内隆社長らは8日、県庁を訪れ、中村時広知事に今後の取り組みなどを報告した。
 番組は、総務省の「放送コンテンツ海外展開強化促進モデル事業」の採択を受け制作。東温市の坊っちゃん劇場で11月まで上演したミュージカル「道後湯の里」の出演者とシンガポール出身県在住者が、道後温泉や松山城、瀬戸内しまなみ海道でのサイクリングのほか、砥部焼、タオルなどを発信する。
 番組は1本23分で松山編、南予編、東温編、しまなみ編、伝統工芸編の計5本で構成。アジアやオセアニア、中東の25カ国・地域で視聴できるシンガポールの放送局で、来年1月下旬から2月下旬の日曜日の夜に1編ずつ放送される。
 事業運営は愛媛CATVに加え、県や松山市、坊っちゃん劇場を運営するジョイ・アート(東温市)、愛媛新聞社などでつくる実行委員会が実施している。