四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働の是非を問う住民投票実施を目指す八幡浜市の市議や市民団体は28日、「住民投票を実現する八幡浜市民の会」を正式に設立し、住民投票条例の制定を直接請求する署名活動を11月3日から始めると発表した。条例案など、請求に必要な申請書類を10月29日に市へ提出する。
市内で開いた設立集会では、署名運動期間を12月2日までに決定。同会の共同代表に石崎久次市議(無所属)らを選出した。条例制定の直接請求に必要な署名は選挙人名簿登録者数の50分の1で、9月2日時点では619人以上だが、会は「1万5千人の署名を目指す」としている。