愛媛県八幡浜市川上町川名津の川上小学校(34人)で7日、児童が地元の民俗芸能「川名津神楽」を実演する「ひびき集会」があり、6年生5人が全校児童や地域住民ら約100人を前に伝統の舞を披露した。
 川名津神楽は県無形民俗文化財で、川名津神楽保存会が毎年4月に地元の神社で行われる火祭り「柱松」で奉納している。ひびき集会は、地域の文化や伝統を大切する心を育もうと毎年実施し12回目。6年生が5月から、保存会の指導で神楽の練習を重ねてきた。
 今回は、山の神「青大魔(だいばん)」がサカキの束で山を守り、山を清めるという演目「山の内」を選択。おはやし4人の太鼓や笛の音に合わせ、舞い手が見えを切り優雅に舞うと、会場から拍手が沸き起こった。