大学生らが地域に入り込んで学ぶ愛媛大の研究拠点「地域協働センター西条」(愛媛県西条市ひうち)の開設記念式典が7日、同所であり、関係者約140人が祝った。
 地域創生のまちづくり実現に向けて西条市と覚書を締結している愛媛大が、フィールドワークなどを通して多分野で協働し、地域活性化を目指そうと設け、1日に始動。同市の産官学連携の中核施設「市地域創生センター」内に設けられ、高大連携活動▽修士課程授業▽産学官連携▽農業の6次産業化支援▽フィールドワーク、インターンシップ(就業体験)▽就職活動▽住民向け高等教育機会提供-の七つの拠点機能を持つ。
 愛媛大大学院農学研究科の羽藤堅治教授をセンター長とし、専任教員1人と全学部からの兼任教員16人などを配置。実験室や遠隔授業が可能な講義室がある。