県が八幡浜市で建設を進める地域高規格道路「八幡浜道路」(郷―大平、3・8キロ)の一部となる「松柏トンネル」(松柏―大平、1090メートル)の起工式が14日、同市松柏のトンネル坑口であった。2018年度の八幡浜道路供用開始に向けて、工事を本格化させる。
 八幡浜道路は災害時の住民避難や、四国経由で九州と京阪神を結ぶ「新たな国土軸」の形成などを目的とした「大洲・八幡浜自動車道」(大洲市北只―八幡浜市保内町喜木、13キロ)の一部で、05年に事業開始。区間のうち、千丈トンネル(郷―松柏、1809メートル)は15年3月に貫通しており、松柏トンネル建設が最後のヤマ場になっている。総事業費は約151億円で、うち松柏トンネルは約29億円。