公募の出演者、スタッフらでつくる第21回市民ミュージカル(松山市文化・スポーツ振興財団主催)が20、21の両日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターで上演される。演目は20年前の第1回と同じ「オズの魔法使い」。初心に帰り新たなスタートを切ろうと、参加者は意欲を燃やしている。
 公演は4回あり、主人公ドロシー役が毎回代わる。石田美音さん(11)、高市深南さん(12)、山川夢叶さん(12)、高岡佑衣さん(12)の4人で、うち3人が初出演。石田さんは「初めての舞台で大変なことも多いけど、経験者の皆さんが優しくしてくれる。納得できる演技をして、お客さんに感動してもらいたい」と話す。
 7月に入り、本番と同じ舞台で衣装を着ての通し稽古がスタート。ドロシーが仲間と別れるクライマックスシーンでは、感情が高ぶった主要キャストが思わず大粒の涙を流し、周りの出演者にも広がった。