建設業に従事した愛媛県内の殉職者と物故者の冥福を祈る慰霊祭が22日、松山市山田町の道後聖墓苑であり、遺族や業界関係者ら約90人が労働災害撲滅に向けて決意を新たにした。
 県建設業協会が1982年から3月の彼岸の時期に開催。協会や愛媛労働局によると、2016年は県内の建設業従事者3人が労災により死亡した。
 「建設殉職の碑」の前で協会の米谷方利会長は「死亡労災の撲滅はわれわれに課せられた使命。地道な努力を重ね、業界が一丸となって必ず目標を達成する」と誓った。