結婚や子育てについて考える「ライフ×デザイン公開講座」が9日、愛媛県松山市文京町の愛媛大であり、大学生ら15人が卒業後の人生についてイメージを膨らませた。
 県と、子育て支援活動などに取り組むNPO法人ワークライフ・コラボ(松山市)が実施する「えひめの次代を担う親づくり推進事業」の一環。2017年3月までの間に、県内の高校や大学で同様の講座を開く。
 理想の未来をテーマにしたグループワークでは「結婚しても働き続けたい」「夫婦の家事分担は平等がいい」などと自由に話し合い。まとめの発表では、理想の未来を実現させるために、共働きができる環境や家族と職場の理解などが必要との意見が出た。
 父親支援に取り組むNPO法人ファザーリング・ジャパンの徳倉康之理事は、少子高齢化の現状について説明し「人生設計を意識することで自分の人生を主体的に生きることができる」と強調。「自分の未来をつくるために今の生き方がある」と述べた。