愛媛県協同組合協議会(議長・田坂実県農協中央会会長、10団体)は5日、松山市南堀端町のJA愛媛で交流集会を開き、関係者約140人がさまざまな分野で活動する協同組合の取り組み事例に耳を傾けた。
 交流集会は1988年から開催し25回目。県森林組合連合会の福住隆雄椎茸・購買センター所長は放置竹林対策や安定収入の確保に向けて取り組んでいる乾燥タケノコの生産事業について説明した。国産にこだわる飲食チェーンが増加傾向にあり、「新たなニーズを開拓するとともに、県内の未生産や未出荷地域の掘り起こしにも努めたい」と述べた。
 JA西宇和は離農や高齢化が進む中、管内農家への労働力支援のための取り組みを紹介。県漁業協同組合連合会は5年間で組合員の所得を10%以上アップさせる「浜の活力再生プラン」の実施状況を報告した。