愛媛県新居浜市が設置した「空家対策協議会」の初会合が31日、市役所であった。2015年5月に全面施行された空き家対策特別措置法を受け「特定空き家」に対する市の基本的な方針を示す対策計画を16年度中にも策定することを確認した。
 総務省統計局が13年に調査した住宅・土地統計結果によると、新居浜市の空き家率は増加傾向にあり、県とともに全国平均を上回っている。
 11年度と15年度に市が実施した空き家の実態調査では、市内の建物約5万7000戸のうち、空き家は約3000戸あり、倒壊などの危険がある特定空き家は約600戸に上った。