第24回参院選は10日、投票が始まった。愛媛選挙区に立候補しているのは届け出順に、政治団体・幸福実現党新人の森田浩二(56)▽自民党現職の山本順三(61)=公明党推薦▽無所属新人の永江孝子(56)=民進党、社民党推薦―の3氏。投票は原則午前7時~午後8時、県内730カ所の投票所で行われている。開票は午後9時から順次始まり、愛媛選挙区は深夜までに大勢が判明する見通し。
 公示後、来県した党幹部らの応援を受け候補者は安全保障関連法の是非や改憲、アベノミクスなどを巡り舌戦を繰り広げた。
 県内は衆参6議席を自民が独占しており、国土交通副大臣の山本氏は議席維持を目指している。
 永江氏は野党統一候補として安保関連法廃止や改憲阻止を掲げ、安倍政権に対峙(たいじ)している。
 森田氏は憲法改正による国防強化や消費税の8%から5%への減税などを中心に主張を重ねた。
 前回2013年参院選で愛媛選挙区の投票率は49.40%で過去最低。今回、国政選挙で「18歳選挙権」が初適用され、関心の高まりによる投票率の底上げにつながるか注目される。
 愛媛関係の比例代表は、共産党新人の小路貴之(73)=松山市、新党改革新人の藤岡佳代子(50)=同市=両氏が出馬している。比例の全議席の確定は11日未明となる見通し。

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