受刑者一時所在不明 刑務所敷地内の寮で発見
15日午前9時15分ごろ、愛媛県今治市大西町新町の松山刑務所大井造船作業場から20代の男性受刑者が所在不明になったと今治署に通報があった。職員や県警が捜索し、約2時間半後に敷地内の寮の屋上で発見した。県警は、敷地外へ出ていた可能性は低いとみている。
同作業場は更生意欲が高く、条件を満たした受刑者が溶接や塗装などを行う「塀のない刑務所」として知られる。
松山刑務所によると、15日午前7時半と同8時25分ごろには、職員が、受刑者が生活する「友愛寮」で姿を確認。8時半からの朝食時に別の受刑者が不在に気付いて職員に伝えた。十数人で寮内や周辺などを捜したが見つからず、署に連絡。11時40分ごろ、職員が寮屋上の「階段室」と呼ばれる建屋の上で発見した。