和田重次郎ミュージカル公演 台座に刻む
愛媛県松山市出身で米アラスカ開拓の先駆者、和田重次郎(1875~1937年)の功績を伝えるイベントが1日、松山市日の出町の石手川河川緑地公園であった。重次郎の胸像の台座に、その生涯を描いたミュージカルを昨年アラスカで公演したと刻み、ひ孫の牧師マイケル・オヘアさん(62)=米国出身、フィリピン在住=やNPO法人和田重次郎顕彰会(松山市)の会員ら約70人が祝った。
顕彰会が、劇団みかん一座(同市)によるアラスカ公演実施の5月1日を記念日と制定。1879年5月に重次郎が父の病死により母の実家がある日の出町に移ったこともあり、毎年記念日にイベントを開くことにした。
2007年に設置した胸像の台座には、重次郎を架け橋とした米国やカナダとの交流を期待する旨が記されており、余白に交流の実現を刻んだ。