高松地方気象台は13日、四国地方でことし全国で初めてとなる「春一番」が吹いたと発表した。昨年より9日早い。愛媛県内では、気圧の谷などの影響で雨の降るところが多く、暖かい南よりの風が流れ込み、各地で気温が上昇。3月中旬から4月中旬並みの暖かさとなった。
 伊方町二見の国道197号(メロディーライン)では13日、霧が立ち込める中、ピンク色の花が春風に揺れていた。松山地方気象台によると、午後6時現在、最高気温は宇和島で20.6度、大洲で20.5度など15観測地点中7地点で今年最高となった。最大瞬間風速は瀬戸で18.8メートル、宇和で16.4メートル。高知県の室戸岬では25.1メートルを観測した。