四国西南地域の愛媛、高知両県の14市町村による「四国西南サミット」(会長・石橋寛久宇和島市長)が23日、宇和島市丸之内3丁目のサブライムホールであった。各自治体の首長ら約90人が出席し、観光振興や災害対策面での広域的な連携を誓った。
 サミットは、各地域の情報を共有し課題解決を図ろうと1991年から毎年開催。2015年度収支決算や16年度事業計画を承認し、役員改選で次期会長に高知県土佐清水市の泥谷光信市長を選任。個性豊かな地域づくりや、高速道路網の国・県への整備要望など、今後の行動指針となる「四国西南サミット宣言」を採択した。
 シンポジウムでは、同県須崎市の元地域おこし協力隊員で現在は地域コーディネーターの女性(31)が「すさき女子」と銘打った地域女性のコミュニティーづくりを紹介。男性とは違う視点のタウンマップや自主イベントを企画、実施し「漁師町という男性的なイメージの強い町に、元気で明るく楽しい女性的な印象を植え付け始めている」と効果を語った。