四国電力は22日、運転開始から40年を前に5月に廃炉となった伊方原発1号機(愛媛県伊方町)の廃止措置計画を、26日に国の原子力規制委員会に認可申請する方針を明らかにした。県、伊方町には安全協定に基づく事前協議を申し入れる。
廃止措置計画には廃炉の作業工程などが盛り込まれる。廃炉完了には約30年を要する見通しだ。
1977年に営業運転を開始した伊方1号機に関し四電は、新規制基準に適合するための安全対策工事に巨費を投入しても採算が取れないと判断し、今年3月に廃炉を決定。東京電力福島第1原発事故後に改正された原子炉等規制法は、原発の運転期間を原則40年に制限している。