愛媛労働局は28日、2015年の愛媛県内の労災発生状況(速報値)を発表した。前年に比べ死傷者は4.4%減少する一方、死者は7人増の17人。四国4県の労働局は労災撲滅に向けロゴマークを作成して啓発を強化し、事業場での活用を呼び掛けている。
 死者の事故態様はトラックなどの動力運搬機やクレーンなどが関わる災害が4人増の7人、交通労災が3人増の5人と多い。業種別では製造業、建設業がともに5人で最多。商業3人などだった。
 16年の数値目標として死者9人以下、死傷者3%減少を設定。ロゴマークは合言葉の「Safe Work」をデザインしており、愛媛労働局のホームページから入手できる。