早期回復の願いを花に込め―。全日空の客室乗務員らが4日、愛媛県松山市文京町の松山赤十字病院を訪れ、「幸福の訪れ」などの花言葉があるスズランの鉢植え5鉢と切り花約40本、花の香り付きしおり400枚を贈った。
 この活動は、全日空グループが1956年から毎年続けており60回目。北海道千歳市から空輸で全国各地の赤十字病院などに届けている。しおりには、全日空所属のフィギュアスケーター羽生結弦選手の励ましのメッセージが印刷されている。
 愛南町出身の客室乗務員吉村美希さん(25)と松山市出身の松山空港グランドスタッフ宮田奈美さん(24)が病棟を訪ね、「一日も早い回復を願っています」「お大事に」とほほ笑みながら切り花としおりを入院患者に手渡した。