暑い日が続く中、ひとときの涼しさを感じてもらおうと、愛媛県新居浜市立川町の観光施設マイントピア別子で1日から、観光列車内に風鈴をつり下げた「風鈴列車」が例年より1カ月早くお目見えした。8月31日まで。
 風鈴列車は2007年にスタート。通常は7月からだが、今年は5月下旬に真夏日を記録するなど気温が高いため前倒しした。敷地内を走る5両編成の列車内には、約110個の風鈴がつり下げられている。
 ネコや野菜をかたどったユニークなものや涼しげなガラス製のもの、砥部焼や瀬戸物、南部鉄製など形も素材もさまざま。3日は小雨が降る中、渓谷を吹き抜ける風が風鈴を揺らし、乗客は柔らかな音色を楽しんでいた。