愛媛県内で最も南にある愛南町で早場米の田植えがピークを迎えている。春の陽気に包まれた22日は、愛南町御荘長月の長月保育所の年長児3人が南宇和高校農業科の3年生7人と協力して、初めての田植えに挑戦した。
 保育所の近くにある南宇和高の水田(46アール)で、園児らは高校生が作った紙芝居で米の作り方などを勉強した後、水を張った田んぼの中へ。「ちょっと冷たい」と感想を口にしながら、高校生と一緒に田植え綱の赤い目印に沿って、コシヒカリの苗を丁寧に植え付けた。
 田植えを終えた園児3人は「高校生のお兄さんに優しく教えてもらって楽しくできた」と声をそろえた。