地元題材にした絵や工芸 南予美術展 20日まで
南予美術展の後期展が17日、宇和島市堀端町の市生涯学習センターで始まり、色鮮やかな水彩画や油絵が来場者の目を楽しませている。20日まで。
宇和島市と市教育委員会が1951年から毎年開催し70回目。無審査のアンデパンダン方式で実施していて、絵画や工芸など60点が出品されている。
会場では、4月に開通した九島大橋や中山池(同市三間町黒井地)といった地元を題材にした風景画などの作品が並ぶ。70回を記念し、美術展の創設に尽力した高島功、三輪田俊助、渡辺喜一郎の各氏(故人)を紹介したパネルや絵画も展示している。訪れた人は一点一点じっくりと鑑賞していた。
自身も出品した同市の女性(75)は「色使いがきれいな絵が多く、創作する刺激を受けた」と話した。