農林漁業の役割や食の大切さへの理解を深める「県農山漁村ふるさとづくり推進大会」が16日、愛媛県松前町筒井の松前総合文化センターであり、女性の担い手ら約500人が第1次産業振興による地域活性化への取り組みを学んだ。
 大会は県農山漁村生活研究協議会(矢野洋子会長、1423人)と県が毎年開催し、42回目。同協議会員や農業高校の生徒による活動報告のほか、優良団体の表彰などもあった。
 活動報告では、城川町生活研究協議会(西予市)の加工部門「奥伊予工房」の山内美智恵代表が地産地消の弁当作りや小学校での食農教育など、郷土料理の伝承に向けた活動を紹介。「ジオパークがある西予の大地の恵みを生かし、新メニューを開発していきたい」と決意を述べた。