住民と中村時広知事が対話する「知事とみんなの愛顔(えがお)でトーク」が22日、愛媛県新居浜市垣生3丁目のマリンパーク新居浜であり、四国中央、新居浜、西条の東予3市の住民12人が参加し、地域の課題について意見を交わした。
 西条市の健康運動指導士(52)は四国新幹線の実現性を尋ねた。中村知事は「遠い未来の話になる」とした上で「道筋をどうするか、四国として決めないといけない時期だ。路線の描き方によっては投資効果が望める数字が出てきている」と、今後の議論の進展に期待した。
 新居浜市の子育て支援施設の施設長(45)は保育の質の確保について聞いた。国の子ども・子育て支援新制度について、中村知事は「財源が不明瞭で、現場の視点がないままつくられた可能性がある。修正すべきは修正すべきだと地方から声を上げていかないといけない」とした。