事件現場などで作成する似顔絵の技術向上を図ろうと、愛媛県警の捜査用似顔絵講習会が22日、松前町西古泉の県警察学校であり、警察官20人が目撃者役から話を聞いて作画に挑戦した。
飯野裕典鑑識課長が「似顔絵は初動捜査に大きく生かせる。特徴をつかみ、証言に近い絵にすることが大切だ」と指示した。
講習では、男が女性から手提げバッグをひったくった事件を想定し、目撃者役が、犯人の背格好や顔の特徴、服装などを説明。参加者は「芸能人ならば誰に似ているか」「眉毛の形はどうか」などと質問しながら、絵を描いた。講師の似顔絵指導員は「年齢の表現は難しいので、少しほうれい線を描くといい」などと講評した。