四国商業教育研究大会が18日、愛媛県松山市道後姫塚のにぎたつ会館で始まり、商業科のある四国4県の高校教員らが地域社会に根ざした教育の取り組みを発表した。
 教員の指導力改善へ隔年で開催。今年は教員ら約180人が参加し、19日まで開かれている。
 研究発表した八幡浜高の大石哲也教諭は「顧客満足を実現する能力を育てるには生きた教材や事例を活用することが大切」と主張。観光客のリピーターを増やそうと、港や駅で歓迎ボードや大漁旗を掲げる同校商業研究部の「お見送り活動」を授業に取り入れ、クラス全員で参加したと紹介し「部活動の成果や地域コミュニティーとの関わりを生かして授業改善を図るべきだ」と述べた。