愛媛県立農業大学校の入学式が12日、松山市下伊台町の同校であり、新入生59人が新たな担い手として、高齢化の進む地域農業を支えていくことを誓った。女性の新入生は10人で、過去最高となった。
 専門的な知識や技術を習得する総合農学科で55人、高度な農業経営を研究するアグリビジネス科で4人が2年間学ぶ。総合農学科の1年目は全寮制で、10月から農産園芸、果樹、畜産の3コースに分かれる。
 式には、在校生や保護者ら約250人が出席。三木伸司校長が「これからの農業には攻めの姿勢が求められる。受け身ではなく、自ら考えて行動し、責任を持てる人間になってほしい」とあいさつした。