四国総合通信局は17日、従来の方式に比べ伝送速度が大幅に向上する高度化方式の「地域広帯域移動無線アクセス(地域BWA)システム」の無線局の免許状を愛媛CATV(愛媛県松山市、宮内隆社長)と今治シーエーティーブィ(今治市、阿部健社長)に交付した。通信局によると、四国の事業者で初めて。
 同局によると、地域BWAシステムは、公共的なサービスを提供する電気通信業務用の無線システム。2014年10月に制度化された高度化方式は、既存の高速無線通信「WiMAX」より伝送速度が約7倍速く、安定的な接続が可能。国際的に普及している方式のため、使用できる端末も数多く流通している。
 通信局によると、松山と今治両市の一部で、7月のサービス開始を予定している。