愛媛県教育委員会は6日、文部科学省が進める「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」事業で今治工業高校が2016年度の指定校に決定したと発表した。今春、機械造船科を新設しており地元の造船会社や大学などと連携し地場産業を支える人材輩出を目指すという。
 SPHは、第一線で活躍する専門的な人材の育成を目的に14年度から開始。16年度は全国55校が応募し、10校が指定された。
 今治工業高は地域と一体となった「地学地就」がテーマ。地元企業による技術伝承講座や実習、愛媛大で省エネ船の設計を研究するなど高度な設計や開発技術の習得にも取り組む。
 指定校は3年間、研究に取り組み、16年度は約800万円の事業費を予定。