カンボジアで地雷処理活動を続ける高山良二さん(67)=愛媛県砥部町=の帰国報告会が22日、松山市三番町6丁目のコムズであり、高山さんや現地を訪れた学生が処理活動や日常生活を紹介した。
 高山さんが理事長と現地代表を務めるNPO法人「国際地雷処理・地域復興支援の会」(松山市)が主催。
 学生ボランティア団体の山本凌也代表(23)=愛媛大法文学部3年=は3月上旬、メンバー4人と、高山さんに同行した。「車を降りるとすぐ『私の後ろだけ歩いて』と指示され、そばで地雷が見付かって緊張を実感した」と振り返り「畑の作物よりも地雷が多く埋まっているような終わりの見えない状況で、毎日の取り組みはすごい」と話した。
 高山さんは、現地拠点のスタッフと会場をインターネットでつなぎ、マンゴーやジャックフルーツの木を映像で説明した。
 NPOの支援で聖カタリナ女子高校(松山市)に留学しているスロ・リスラエンさん(19)は「これからもしっかり勉強したい」と意気込んでいた。