松山市総合コミュニティセンター(同市湊町7丁目)の芝生広場にある陶器の坊っちゃん像の右手人さし指が折れているのが10日までに見つかった。2015年6月にも指3本が破損する被害に遭っている。
 市スポーツ振興課によると7日午後3時10分ごろ、巡回中の警備員が発見。約30分前の巡回では異常はなかった。15年の被害時に修復した部分から折れており、市は人為的とみている。
 作品を寄贈した作家は警察への被害届提出を望んでおらず、無償での再修復を提案しているという。市は意向を尊重する方針で「柵の設置も検討したが、触れても楽しめるようにというのが寄贈者の願い。いたずらや乱暴に触るのはやめてほしい」としている。