愛媛県内子町河内の観光農園「百楽園」で20日、モモ狩りが始まった。深緑の中に赤みがかった実が鈴なりで、家族連れらは目と舌で夏の恵みを満喫した。
 経営する上田雄一郎さん(42)によると、約45アールの園地で育てる5種のうち食べごろは「あかつき」など3種。もぎたてだけに歯応えのある実が売りで、「堅めファンはやみつきになる」。ここ数日は夜と昼の寒暖差が大きく、モモの成長に好条件の天候が続いているという。
 甘い香りが漂う木々の下、家族連れはござを広げ、田舎の風情を楽しみながら果実を味わっていた。