愛媛県内有数のモモの産地、松野町で主力品種「白鳳(はくほう)」などの収穫が盛んに行われている。文字通り桃色の丸々と実った果実を生産者が丁寧に摘み取っている。
 梅雨の晴れ間となった1日朝、同町延野々の岡本恒夫さん(82)幸子さん(78)夫婦は丹精した「あかつき」や白鳳を、色づきや玉の太りを確かめながら一つ一つ大事そうに取った。日差しが照りつける中、作業に励んだ2人は「形も色もきれいなモモを収穫するのはいつも楽しみ。松野の味覚を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 同町の道の駅「虹の森公園まつの」では31日まで桃まつりを開催。3日のファーマーズマーケットや、17日の桃園巡りツアーなど週末ごとにモモに関連したイベントを繰り広げる。